→十干(じっかん) |
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称で、五行の木・火・土・金・水と結びつけて、さらにそれぞれ兄(え)/陽、弟(と)/陰、をあてて、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)などと読む。通常、十二支と組み合わせて、年・日を表すのに用いる。※下記表をご参照ください。
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→十二支(じゅうにし) |
暦法で、子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)の総称。古代中国に始まり、陰陽道と結びついて民間に広まった。これらを12の動物に当てはめ、ね(鼠)・うし(牛)・とら(虎)・う(兎)・たつ(竜)・み(へび)・うま(馬)・ひつじ(羊)・さる(猿)・とり(鶏)・いぬ(犬)・いのしし(猪)と呼ぶ。一種の十二進法で、十干と合わせると六十の組み合わせができ、生まれ年に配したり、時刻や方角を表すのに用いる。また、十干と組み合わせて、年・日を表すのに用いる。※下記表をご参照ください。
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→江戸時代の時刻表 |
江戸時代の時刻は、旧暦の『太陽太陰暦』を使用し、昼夜をそれぞれ6等分したものを一刻と呼び、十二刻で1日を表す『不定時法』を採用していた。下記の表では一刻を2時間であらわしていますが、実際には季節によって一刻の長さがかわる(一刻=夏至は約2時間40分。冬至は約1時間50分)ため不定時法という。さらに当時の人々は、一刻を四分割して使用しており、約30分程度の区切りがあった。例えば、戌二つ刻(午後8時30分〜9時前後)や丑三つ刻(午前2時~2時半前後)といった使い方になる。また、時刻を十二支で言い表す場合と数字で言い表す場合があり、どちらも間違いではない。※下記表をご参照ください。
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→二十四節気(にじゅうしせっき) |
二十四節気とは、旧暦(太陰太陽暦)で季節を表すときに使われていた。1年を春夏秋冬の4つの季節にわけ、さらにひとつの季節を6つにわけた『24の区切り』に、節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配して、季節にふさわしい名称をあてたもの。
日本では明治に入り、太陰暦から太陽暦に改暦されたため、あまり使われなくなりましたが、それでも八節(春分・夏至・秋分・冬至・立春・立夏・立秋・立冬)は季節の変わり目にいまでも耳にする機会は多い。 ※二十四節気=二十四気(にじゅうしき)ともいう。
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→立春 |
【りっしゅん】 2月4日ごろ 寒さもやわらぎ、この日から春となる。
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→雨水 |
【うすい】 2月19日ごろ 陽気な日も増え、雪が雨に変わるころ。
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→啓蟄 |
【けいちつ】 3月6日ごろ 冬眠していた虫などが出てくるころ。
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→春分 |
【しゅんぶん】 3月21日ごろ 昼夜の長さがほぼ等しくなる日。
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→清明 |
【せいめい】 4月5日ごろ すべてのものが清く明るく見える季節。
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→穀雨 |
【こくう】 4月20日ごろ 春の雨がふり、穀物を潤うころ。
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→立夏 |
【りっか】 5月6日ごろ 暖かさも増し、この日から夏となる。
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→小満 |
【しょうまん】 5月21日ごろ 植物が生い茂り、天地を満たすころ。
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→芒種 |
【ぼうしゅ】 6月6日ごろ 穀物などの種をまく季節。
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→夏至 |
【げし】 6月21日ごろ 一年で一番昼が長い日。
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→小暑 |
【しょうしょ】 7月7日ごろ 梅雨もあけ、暑さが増すころ。
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→大暑 |
【たいしょ】 7月23日ごろ 暑さが最も厳しいころ。
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→立秋 |
【りっしゅう】 8月8日ごろ 暑さもやわらぎ、この日から秋となる。
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→処暑 |
【しょしょ】 8月23日ごろ 暑さが終わる(おさまる)ということ。
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→白露 |
【はくろ】 9月8日ごろ 朝夕に涼しさを感じるころ。
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→秋分 |
【しゅうぶん】 9月23日ごろ 昼夜の長さがほぼ等しくなる日。
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→寒露 |
【かんろ】 10月8日ごろ 朝、草花に露がみられるころ。
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→霜降 |
【そうこう】 10月23日ごろ 霜が舞い降りるころ。
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→立冬 |
【りっとう】 11月7日ごろ 寒さも増し、この日から冬となる。
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→小雪 |
【しょうせつ】 11月22日ごろ 冷え込む日が増え、雨が雪に変わるころ。
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→大雪 |
【たいせつ】 12月7日ごろ 雪が本格的に積もり始めるころ。
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→冬至 |
【とうじ】 12月22日ごろ 一年で一番昼が短い日。
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→小寒 |
【しょうかん】 1月5日ごろ 寒の入。寒さがさらに増してくる。
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→大寒 |
【だいかん】 1月20日ごろ 寒さが最も厳しいころ。
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